Willowroad2007-01-20

*1169280994*[本][IT]ひとつ(オープンソースソフトウエア)は8年前の刊行、もうひとつは2年前とちょっと前の本。たまにこういう読み方をするのだが「ちょっと古い」本は予言的・予測的に書かれた部分をふんふんといって今検証しながら「未来」から読むことができるという楽しみがある。(そういう読み方は邪道だとだれかに反論されたこともあるが)この2冊は正月に部屋の整頓の中からでてきたのであるがそういった意味で今でも読み応えあるのではないかとあらためて思った。とくに「オープンソースソフトウエア・彼らはいかにしてビジネススタンダードになったか」は執筆陣の大物ぶりからも古典的価値すら持ち始めたのではないかとすら思える章もある。そこまでいかなくてもIT産業史的観点からも充分後々読み継がれてよい内容だとあらためて思った。さらに、この本は14人の執筆者によるものだが当然ながら全員現在もほぼBLOGや自分の会社のサイトで積極的に個人としての発言者として光をはなっている。目が離せない人々である。