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この2日間は在宅勤務だった。昨日は家から一歩も出ないひっきー状態、実は夜はGymに行くのを楽しみにこもって仕事していたのだが夜になってからなんと夕方でGymは停電の恐れありとのことで臨時クローズ、ま、ご時勢がら仕方ないと思う。
今日も日中はずっと自宅内で仕事だったが、夜になって夕食でもとろうかと外出したがいつもの近所の雰囲気とはちょっと異なる空気、店が開いていない。人通りもいつもと比べ少なめ。事情を伺うとどうも放射能を恐れて人が逃げ出したわけではなく電車通勤事情がもっとも影響しているらしい。みな先日のように帰宅難民になりたくないので早々帰宅のだそうだ。(この近辺固有の理由かもしれないが)そもそも出勤できなていない人も多いそうな。
他方にぎわっている店は賑わっている不思議なコントラストの金曜の夜。
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昨年末さる方から某大学の○○○年史の本をいただいた。仕事柄教育制度史のような資料は目を通す機会はけっこうある。昨年でいえば天野郁夫の「大学の誕生」(中公新書)は綿密な資料分析に基づいた秀逸な歴史本だとも実感。北康利の福沢先生の評伝もすばらしい。こういう本読むと今日ある各大学の姿は苦難の歴史の果てのほとんど奇跡だとすら思う。
そんな中、その某大の年史で最も興味をひかれたのは創立に関わった18人の明治人(生まれは江戸時代だ)の気骨あふれかつ破天荒な生涯。見開き2ページでの短い人物紹介ではあるが思わず引き込まれる各先達のそのエネルギー、新時代を作る熱意そして人間としての魅力、すっかりこれにはまってしまった。
もちろん時代を映して薩長の出の人物もいるが、千葉県の武術藩士の末裔もいれば会津は白虎隊の生き残り、ほかにも岩手もいれば四国、九州の出もいる。要するに全国区なのだ。全国いたるところから志ある人間がいろいろな分野で新しい国を創ることに立ち上がっていた時代だったのだろう。
この先達、みなさんあたり前のようにロンドンやボストンにわたって彼の地の法曹資格などを得てその後も明治時代を引っ張る存在となっている。歴史的な評価はいろいろあるだろうから全員について単純な礼讃はできないだろうが確かにこの時代の方々のエネルギーはすごい。この同時代の大学人といえば内村鑑三や新渡戸稲造、新島襄、そして大熊重信などだろうがなんというタレント豊富な時代だったんだろうと思う。
それにしても気になったのはこれらの18人の寿命の短さ・20代でお亡くなりの方もいる。大半40代、50代で世を去っている。今とは寿命に対する感覚は違うのだろうがそれにしても時代に一瞬の光をもたらし去って行った存在という感がある。