またアメリカに来ている。今回の機内での読み物はNewsWeek日本版、特集記事は恒例の「危ない航空会社ランキング・主要300社を安全指数で格付け」「機内食&客室乗務員ベスト5」。なんとも飛行機の中で読むのにふさわしい内容。ひょっとしてランキングが下の方の航空会社に乗っていたら降りたくなるようなはなし。
このランキング、しょせん一定の基準で指標化したものなので必ずしも実態を表しているわけではないだろうがいろんなことがわかる。ちょっと驚いたのがJALの国際線子会社2社の評価の低さ。日本アジア航空JAA)153位、JALWAYS157位。このあたりの他国の会社といえば中国(南方航空)南アフリカ、ブラジルあたりの聞いたことのない会社。なぜこんなに評価が低いかもう少し詳しくみると期待の古さと機種編成。要するに旧型機で古い機体を使っているせい。本当のところはわからないがコストダウンのため中古機かJAL本体のお下がりを使っているということだろうか。これ以下のランクの会社には西ヨーロッパ、北米のの会社はほとんど見当たらない。ま、日本の整備技術の高さ、基準が機体を長持ちさせていてそれが裏目にでているのかもしれない。
最下位グループはやはりちょっと乗りたくない航空会社、それ以前に行くこと自体危ないような場所を飛んでいる会社が並ぶ。最下位300位はアフガニスタン航空。その上見るとモンゴル航空、ミャンマー航空、北朝鮮高麗航空アゼルバイジャン航空となる。イラク航空は意外と?健闘していて291位。おいおいミャンマー航空って乗ったことあるぞとすこしどきりとする。それにしてもアフガニスタンのカブール、イラクのバグダットなんてところもちゃんと定期便飛んでいるがあまり落ちたという話は聞かない。実質的に軍ががっちりガードして運航しているからであろうか。ちゃんと使命感を持って空を守る人々の努力はさぞたいへんなものだろう。むしろこのあたりは確実に降りてから空港から市内への道路上の方がよほど危険だろう。
航空会社というのはその国、その地域の事情を実によく反映しているもだとつくづく思う。

(アリアナアフガニスタン航空のサイト:ちゃんとしている。ネット予約もできる)
http://www.flyariana.com/