くいだおれ

ヒコーキの中で読む新聞、特に夜の便は別の空港から出発した際に積み込んだローカル版のためおもわぬ「地域情報」に巡り合える。今日の札幌からの最終便で読んだ新聞は「大阪本社版」。なんと読売も朝日もくいだおれ閉店が一面トップニュース。特に読売の力(思い?)の入れようはすごい。一面のまん中30%くらいを占めていた。加えて31面の社会面は9割がたこの記事。なるほどこれくらいの情報量になるといろんな
ことがわかってくる。ビジネス的にはここ数年の売り上げの推移、メニューの変遷、店の歴史、またなんといってもあの人形の海外遠征歴などなど。
時代の流れの中で役割終えたということだろうけどそんなに愛されていたならもうすこしなんとかならなかったものだろうか。それこそ何十年も業態かわらず根強い人気のじゃんじゃん横町の串カツの例もあるのだから。
しかしどうも新聞3紙じっくり読んでみるとどうも店そのものや味ではなく人形がどうなるかということに収束しているようである。そういう意味では店としての寿命はもう終わっていたのかもしれない。そういえば私もあのあたりはよく通るが人形の記憶はあっても実際に食事をしようとかんがえたことは一度もなかった。