来る途中のヒコーキの中で読んだ茂木健一郎先生の本の中にそそられる記述を発見。源氏物語紫式部が一人で書いたものではなく「写本が重ねられる過程で、記述がつけくわえられていくことも多かった。『源氏物語』もそのようにして形成され..... 」たというこだそうな。つまり集団的創造、集合知によりその質を高めた作品だということらしい。(そういう説があるらしい)。これってソフトウエアのオープンソース経営学の対象である改善運動でいうナレッジの集積によってその質を高めていくことと極めて似通っている。茂木先生によると人間の創造とは本来集団的なものだそうだ。
今はどちらかというと特定の人間のリーダーシップや個人の才能重視がグローバル化の中で脚光をあびているがひょっとしてまた日本的な集団的創造が見直されるかもしれない。それまで日本がもつかどうかの不安もあるが。