時間力の間違いではない、時"感"力である。

今日、一橋大学の石倉洋子先生のお話を聴く機会があった。
今時は何事もプライオリティをつけて行動しろとか、急ぎでも大して重要でない仕事に振り回されるななどと、時間と人生のプライオリティを説く本もたくさん出版されている。今時の企業社会ではそういった感覚は生き残りの条件というのはみな頭ではわかっていると思う

しかし石倉先生の説明は一味違う。この「時感力」は石倉先生の造語だそうだが、時間への感度を持つこと、順序やプライオリティへの感度を持つこと、一定時間の中で完結させる意識を持つことなどをあらわしているそうだ。日常の中ですぐやることか、時間をかけてやることかなどを見抜くのも時感力のひとつ。実にうまい造語である。
あわただしい日常でいろんなことしているとついプライオリティを見失いがちになるが「時感力、時感力...」と呟きながら暮らしてみたら私でも少しは改善するかな。

このあたり勉強してみたい方、若者向けの本ですが「世界級キャリアのつくり方」石倉洋子・黒川清 東洋経済新報社 1500円 2006年 にわかりやすく書かれています。