先日成田空港に用がありクルマで行った帰り、ぶらっと第一ターミナルのショッピングモールを散歩していたらCDを売っている一角があったので、なにか帰りの道中聴くやつを買おうと思いたち物色。
けっこう前の発売になるが買いそびれていたYMOの世界各国でやった80年代のライブを集めたCDを発見。気分的にも合うので早速購入。成田から天現寺ランプまでのいい音のお供。
コンピュータや電子楽器(楽器とはもはや呼べないかもしれないが)の最近の発達ぶりからはややレトロな「電子音」に聞こえるところもあるがどの楽曲も魅力的な出来栄え、これ愛聴CDになりそう。
一曲目のRydeenは音量あげるとホールの天井から音がふってくるようなアンビエント感がある。このコンサート行った人が正直うらやましい。
ほかの全部もいいが特ににLAのグリークシアターで採ったBehind the Mask、ロンドンのThe VenueでのTechnopolisは秀逸。それにしても80年代前半Tokio(Tokyo)をテクノポリスと見立てたYMOはなんという慧眼だろう。
このCD、中身(音)もいいが高橋幸宏の解説も劣らずオモシロイ。アメリカの音楽シーンをなめきっていて「どーせわかんないだろう、こういうのは」というノリでやっていたというのは驚き。実際このメンバー、実力でその後世界を「わからせた」のだから説得力ある。