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近所に最近オープンした中華定食・麺やさん。名前はひら匠。広尾商店街のほとんど奥まった右側に出現。

ここかなりいー。ほとんどのメニューは1000円以下である。食券システム。ただ、店の前にたって入り口をあける瞬間からなんかスタッフの熱意を感じる店。ただし正直私の頭は混乱した。綿密なプロデュースとオペレーションの香りがするのだ。大戸屋の中華バージョンかと一瞬思ったほどである。（私はこういう店も実はきらいではない）
中華職人が熱意でお金貯めて店を持ちましたという感じはしないのである。メニューもなかなか楽しい。黒坦々麺なんてのもある。900円の野菜炒めもしっかり3種類のキノコをうまく配していかにも強い火力で炒めましたというしゃっきり感あり。明らかに中華料理の技を感じる。

謎だ。どこかの大手チェーンのパイロットなのだろうか。
場所柄か、完全禁煙のせいか女性客も多い。もうマンションくらい持ってんだろうなあという雰囲気のペーパーバック（英語）読んでいる女史や、このあたりでスイーツ探ししていそうな真鍋かをりファッション（ひらひらトップス＋レギンスみたいな）がひとりでカウンターでもくもくと食べている。そのうちのひとりはなれた感じで「紙エプロンください」と店のひとにいうと「あいよ」という感じでこれまたなれた感じで渡す。黒坦々麺の必需品なのか。なぞは深まる。