今年の年末年始は所用もあったのでずっと自宅、実家、買い物の行ったり来たりで過ごした。そんな中、なかなかできないで数年が過ぎてしまったオーディオ、ビジュアル機器の配線総入れ替え、アップグレードをした。みなさんはテレビやDVDの配線はどうしているのかな。私はもともとこういう「作業」が好きなので以前はけっこうこだわっていろいろ工夫していたが最近は忙しさを理由に機器の買い足しの度、適当に自宅にあったケーブルでつなぐということを繰り返していた体たらく。今回はまずは機器を買い替える前にそのあたりきちんとしてみようと一念発起。
あらためて実感したのがこの5、6年間に出てきた規格の多さ(進化?)。まず2001年ころ、引っ越しをきっかけにブラウン管(今やもう国産大手は作っていない)のアナログハイビジョンテレビを廃棄して初期のプラズマテレビを購入。この頃は地デジなんてのは製品としてはまだ影も形もない。NHKのBSと、引っ越したマンションにアンテナが来ていたのでスカパーでデジタル放送をエンジョイ開始。割とこのころまでは平和。ケーブルもSケーブル(S2)でけっこう満足していた。その1年後だろうかBSハイビジョン放送が始まり専用チューナーを追加。合わせてDVDレコーダーが出てきたのでこれは便利、パソコンでも録画したものが見られるのでVHS一体型を導入。これもいいかげんなあまっていたS端子で接続。これならビデオからのダビングも簡単と嬉しくなる。しかし実際稼働率は極めて低かった。
今回はこのあたりの配線を長さもぜんぶぴったりに合わせてD端子ケーブルに変更。合わせてプログレッシブに設定変更。アンテナ線もTV,レコーダー全部別々に直接ターミナルに接続。あたりまえだが俄然キレイになる。効果てきめん。
しかしである、この間の規格の多様さはいったいなんなんだろう。ふつーの家庭(っていったいなんだというのもあるが)ではどうやってテレビやDVDつないでんだろうか不思議になるほどである。加えてCS110もあれば今は本命地デジ、ハイビジョンもフルHDスペック化、そしてレコーダーはブルーレイ、HDDV、HD。接続もいまやHDIMが標準。
コンテンツはついていってるのかという議論もあるが、そもそも買った人はちゃんとつかってんだろうか。たった5,6年での出来事である。パソコンでさえこの間ずっとWindowsXPで変わらなかったのに。このあたり実は国際規格との関係もあり大きな課題をはらんでいると思う。あらためて後ほど考えてみる。