沖縄料理と「うちなー味」

恵比寿東口の八重山そば店の続報。
行ってきました。赤ゆら。早速八重山そばと沖縄定番メニューのいくつかをいただく。きちんととられた(と思う)出汁と直送の八重山そばの麺を用いて十分にうまい。深沢の本店で修業したというだけあってちゃんととレシピ通りにしあがっているのだろう。お店もずいぶん前のマンタ食堂時代とくらべるとモダン?になって整理整頓されている印象。
こういうお店にきていつも考えさせられるのがこういった郷土食豊かな地方料理に求めるものはなにかということ。もちろんイタリアンにしてもフレンチにしても外国人が作ったらいかんということは絶対にない。根付いた場所に別な花を咲かせることがあっていいと思う。その意味ではNYスタイルの和食(NOBUやMORIMOTO)などは評価しているし逆輸入もおおいにけっこうと思う。トーキョー・トスカーナやトーキョー(キョートでもいい)バスクがあってもうまければいいとおもう。
ちょっと話がずれてしまったが、こと私が求めている沖縄料理に関しては「うちなー」のつくるものとそうでない場合はなにか決定的なちがいがあるように思う、どちらがいいうまいでもない。まずいうちなー店もありえるだろうし、そもそも恵比寿界隈の沖縄料理店の大半は沖縄と無縁の方の経営である。いっとき沖縄通いをして味の回路がそうなったのだろうか私の場合はつい「うちなー味」を求めてします。「いやー、沖縄料理つくってんですけど実は沖縄まだ行ったことないんですよ」というお店はけっこうあるがなぜかすぐわかってしまう。