公私ともどもで年に何度か来るアメリカだが、短い滞在スケジュールを効率よく快適に過ごすには時差でぼーっとした時間を作らないこと。そこで最近実践しているのはホテルにチェックインして一服した後は近所の公園(場所によってはジョギングコースが設定されている街もある)に走りに行くこと。以前はGIMに行ったりしたがやはり定説の通り太陽の光にあたる方がよいようだ。冬の雨(シリコンバレーも冬は結構悪天候が多い)でもない限り毎度の習慣になってきた。
今回はワシントン州(WA)のベルビュー市に来ている。今日はこちらのDowntown Parkで2時間ほど走ったりストレッチして過ごす。
自分の足で走りながら見るアメリカには、車や街歩きともまた違った表情を発見することができる。
「地域自治」の考えが強いアメリカで「公園」といっしょくたにいうのはいささか乱暴ではありますが....
当たり前といわれるかもしれないがアメリカ人は実に運動好き。公園で見かけたスポーツの種類と年齢層はちょっと日本とは一味ちがう。先日も日記に書いた駒沢公園でもいろんなアスリートがいたがこちらは安全管理や規制の考えがちがうのだろうか、本格装備のマウンテンバイカーが芝生の小山を上り降りしていたり、ビーチバレー、ゴルフ(日本では素振りも禁止だろう)、フリスビー(懐かしい)などなど、周囲1マイルほどの小さな公園だがバラエティに富んでいる。別にこの方たちはにわかメタボ対策でやっているわけではないだろう。
日本でも管理責任云々をのりこえていろんな運動できるよう工夫できないものだろうか。地域に対する考え違うから難しいだろうなあ。

また。今回初めて気がついたのはこちらの公園のベンチは故人のメモリアル寄贈品が多い。亡くなった方の思い出や功績とともに"She(He)always be here"なんて書かれたプレートが付いたベンチがけっこうある。文字とおり公園が公共の(役所の)ものというより市民(地域住民)のもであることを実感する。そういえば以前勤めていた会社のキャンパスと呼ばれていた本社の敷地にもSeptember11で犠牲になった社員のメモリアルのベンチ(こちらは石製)。これも一種の寄付文化なのだろうか。