Willowroad2008-08-25

目黒区は林試の森公園、比較的近いのと、深い緑に覆われて夏の日差しの直撃をさけて涼しく走れるので週末はちょくちょく向かう。
この施設、もともと教育施設としての機能もあるせいかミニ図書館のような自習室がある。いつも解放されているのでしばし読書で休憩。
蔵書はまんま学校推薦図書の世界。どこか懐かしい。
その中でもつい手に取り読んだのが「シートン動物記」。これを読むのは何十年ぶりだろう。どんな内容だったかはもうほとんど記憶にない。といっても作品自体は膨大な量なので昔は全部読んでいなかったのであろう。
RUNを忘れて一時間ほど読みふけってしまったが、街並みや登場人物、脇役のディテールまで丁寧に書き込まれた内容に思わず引き込まれる。短編、中編の集まりだがどれも読みごたえ十分、シートン人間性(動物の性格?)への洞察にには驚かされる。
子供や学生の頃読んだ本をもう一度読むべきだいう意見を聞いたことがあるが、シートンはまさに大人のエンタテイメントとしても素晴らしい価値があると再確認。