最近、アップル創業者にして、数奇な変遷ののち同社に復帰、iPodiPhoneで再び時代を引っ張っているスティーブ・ジョブスに関連した本を立て続けに読む。
本人の口からご意見を聴く機会はおそらくないだろうが、メディアで書かれているところから判断して相当激しい方であることはまちがいなさそう。
私が彼のすごいと思うところ多々あるが、ひとつはピクサーの経営で一段と磨かれたのだろうが、パソコン企業や従来のIT業界の発想にとどまらず明らかに消費者市場の構造まで変えた革新者であること。それにしても、ピクサー社でのディズニーとの交渉物語はホントどきどきである。
確かにアップルは相変わらずエンタープライズ市場には弱いが、コンシューマ目線でIT業界全体のあるトレンドをひっぱっている企業であることはまちがいない。IT業界をエンタテイメントの側から変えていく一番のトレンドセッターは実はジョブスか。

彼のすごいところ「時間感覚」。最近私は思うのだが、なんの分野でも時代を変える人というのは異常な速度でことをなす「時間感覚」をもっている。簡単ににいえばやるべきことは24時間「今やれ」というセンス。わかっていてもジョブスのスピードにかける感覚や鋭さはまねできるものではない。やらなければならないことは必ず最短時間で済ませておくことは当たり前、目標実現のためには最大限時間を有効活用させる執念はすごい。どのように他人より早く先手を打てば勝てるかということをだれよりも知っていたのだろう。しかし、週90時間働けるかなんていうTシャツは来たくないなあ...

体調がすぐれないらしく最近死亡記事の誤掲載なんていう事件もあったがぜひまた復活果たしてほしい。